2019/02/18

2テラバイト


30cmぐらいの箱です、これはペントラッチャ作品の電源ボックスのために作りました。

彫刻とはいえ水槽が組み込まれるので電源ケーブルや照明タイマー、ポンプのための集合スイッチなんかをどこかに納めないといけません。作品の中に入れる事も不可能ではないのですが、機材が故障したり、ポンプをオンオフする度に作品を動かしたりすると思わぬ事故のリスクが高まりますのでイヤなだぁと(ミドボンは作品の中に納まります!)。

例えば作品の端っこにポンプ用のスイッチを付けたとして、あれだけ人が出入りする飲食店ですから絶対に悪さをするクソ…いや、お子様がいらっしゃるはずだと。だからスイッチは見えない場所に。

その他のケーブルやタイマーは「隠す必要のない」モノであれば良いんですけど、タイマーはもちろんの事、インダストリアル志向とは異なる店内で無骨なやつを使うのも違うなと。

それらを一気に解決させる手段が作品の近くに電源ボックスを置き、そこにまとめて納めるというものでした。

当然そんな気の利いた既製品があるわけもなく自作したわけなんですけど、本体は作品と同じように黒塗装した木材で作り、ステンのメッシュ部分はいつもの江口金属さんにお願いしました。私の伝えた事は「旧macPROの通気面」というのだけですが、見事に具現化してくれましたよ。

コレが木材だけで作った物ならヤボったい感じだったでしょうけど、メッシュ効いてるよなぁ。今度個人的にアルミのメッシュで作ってもうらおう…。

アクアリウム業界もプラグやケーブルをカッコ良く作らないなら、せめてこういう気の利いた箱を作ってほしいよね。別に使い方を限定したものじゃなくてどう使うかはユーザーに委ねるようなのでも面白いと思うんだけどな。

私の作業効率が300パーセントまで達したら製品開発部門を立ち上げます。