とある作家の「小学生の頃にサッカーをやっていた」という内容のコラムを読んで、思い出した事があるので書きます。
私の小学生時代は剣道をやっていたんです。2年生頃から週に二回の稽古に休まず通っていました。剣道は特に好きだった訳でもなく、興味半分に「やってみたい」と言ったら、ここぞとばかりに親に入会させられたのです。
嫌々でしたが、そこは地元では強豪のクラブチームで、厳しい練習に耐えたおかげか、大会ではそこそこ良い成績を残していました。
子供の剣道なんてのは単なるシバキ合いみたいなものですから「始め!」の声と同時に先手必勝で打っていれば良かったですし、それがリアルな斬り合いだと思っていたんです。
それが、小学生高学年になっても先手必勝で戦っていたら先生に「子供の剣道じゃないんだから、序盤は相手との間合いを探るところから始めなさい」と言われて、一気に面白くなくなり、6年生の序盤で辞めました(開始早々に棒立ちしている相手も問題だと思うのだが…)。
あくまでも「道」の付く競技ですので、ある程度の体裁があるのでしょうけど、大人のやり方で…みたいな考え方は生きるか死ぬかの世界には通用しないと思います。
ミニ四駆にはそういう事が無かったので楽しかったですね。歳の差の壁が全く無い競技って本当に貴重だと思いました。