予算の都合もあったのだけども、スコップに比べればエンジンが付いているだけも十分だと思っていた。
たしかに雲泥の差ぐらい楽になった。ただしそれは積雪15センチまでで、それ以上に積もるとかえって除雪機のコントロールに疲れてしまう。この小型のタイプは玄関先程度の除雪用で、6台分の駐車場をキッチリやるには力不足だったし、道路除雪の雪山には歯が立たなかった。
親父は中サイズのロータリー除雪機購入を考えていたようだが、近所の様子を見る限り小刻みにグレートを上げるよりも、いきなり最終兵器に行った方が無駄がないと導入したのがホイールローダーである。まさか重機を所有するとは夢にも思わなかったが、やはり買って大正解だった。
年間3万円程の維持費が必要だが、今まで除雪に要していた時間で3万円以上稼げるならそれで良いわけだ。
20年で金銭感覚がこんなにも変わってしまうものなのか。