2017/11/20

そのためのiPhoneでもあるのさ

数ヶ月前に英語圏の人と知り合いたいと宣言したところ、チャーリーさん(ニックネーム)というアメリカ出身の方が上越に住んでいるという情報をいただきました。

しかし、漠然な情報しかなかったので、それ以上はどうにもならず、何気無く「チャーリーさん 上越市」でグーグル検索をしてみたら予想以上のヒット数で驚いた。

地元では意外と有名人なようで、30年ほど前に日本に来て、それから中学校でALTやNPO活動をして、時には剣道をやっているようなのだが…いやまてよ?高校時代に友人から剣道部で練習している英語の先生がいたって聞いた事があったな?もしや同一人物なのでは?

念のため私の母(教育業界に詳しい)に地元で暮らしている英語圏の人はいないか?と聞いたら「チャーリー先生なら知ってるよ」と。完全にビンゴである。

チャーリー先生は現在フリースクールを運営しているようで、そのウェブサイトには「いつでもメールして!」みたいな雰囲気でリンクが貼られていたので、私の周辺事情の説明と共に面会の願いをしてみた。

数日後…全く返信ナシ。こっちはドキドキしながら反応を待ってるってのにスルーなのか?もしくは警戒されているのか?妄想していても仕方がないので別のコンタクト方法を考え、先生の事をよく知っている人を探してみたらなんと、先生の知人であるという人とコンタクト成功。先生からの伝言で直接電話してほしいと携帯番号を教えてもらいました。

早速、店の固定電話から先生に電話をかけました。

トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル、ブチッ! ツー、ツー、ツー…

…。

この状況はどう受け止めれば良いのだろうか?市外局番を見れば地元からだと分かるだろうし、まさか(土曜の夜なのに)授業中?それにしても仮に相談希望の子供からの電話だったらこの対応はマズいんじゃないの?

1時間ほど待って、今度は携帯電話からかけてみた。

トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル…もしもし?

おっ!?先生がでた!自己紹介と簡単な事情説明をすると、家族と東京に来ているので週明けに先生の方から電話をかけ直すとの事。

その日は土曜だったのだけども、月曜日、火曜、水曜になっても電話はこない。どういう事よコレは?しょうがないので、今度は先生本人のフェイスブック宛てにメッセージを(しかも英語で)書いて送信。

2日後…全く返信ナシ。ウガァァァァッ!コレが欧米スタイルってやつか!?もう勘弁ならねぇ、こうなったら直接フリースクールに乗り込んでってやる!と、意気込んで突入したのが銀行騒動の日である(これで三部作完結)。

施設のドアを開けるとすぐに本人登場。

 初めまして電話したソウマです。

 「え?あぁ…」

 先生どういう事すか!?ずっと電話待ってたし、メールもしたんですよ!

 「そうなの…」

 そうなの…って、それだけかよ!(←心の叫び)

その後教室で少し話をして、さすがにその日は長話できないという事で、月曜日に改めて訪問する事になったのである、それが今日の外出理由というわけです。

これだけスルーされまくった後だけに、今回は正式なアポイントメントがあるとはいえ「何しに来たの?」と言われかねない。失礼ながら不信感満点で再び施設のドアを開けると…ちゃんとコーヒーを用意して待っててくれました。

約90分間、腹を割った超真面目な話をして第1回ミーティングは終了。チャーリー先生は何でも相談できる不思議なオーラを持っている人でした(会話は99.8%日本語です)。

結局チャーリー先生は英語の友になってくれたのだろうか?そしてフリースクール「I CAN」とセブンスのコラボは実現するのか?これが次なるステージの幕開けであります。