2020/11/26

20.無濾過

開業時のセブンスは非常にオーソドックスなスタイルで、魚のストック水槽は大型のブロアでの投込み濾過、海水魚はオーバーフローの集中式で循環していた。

水草水槽に関しては水中式を使う予定だったようなのだが、時間の都合か、予算の都合だかで、しばらくの間はフィルター無しで毎日の水換えで凌ぐことになった。

それが、しばらくのつもりだったのが1ヶ月、半年、1年と過ぎて行き、結果その水草コーナーを解体するまでの10年以上を無濾過のまま過ごした。

今でこそフィルターを使う概念は消えたものの、無濾過スタイルの根底はそこで刻まれていたのかもしれない。