人手不足が懸念される熱帯魚業界で、そこを目指す若者が5人もいるなんて嬉しい限りだと、その場で受け入れを承諾し、どんな内容にしようか真剣に考えた。
そして本番当日。男女合わせて5名の精鋭達を前に、どうして熱帯魚業界を目指しているのかを聞いてみた。すると現場は妙な空気に変わり、そのうちの1人が「目指してはいないです」と。じゃあ、どうして熱帯魚屋に来たのか?と聞けば「なんとなく楽しそうだったから…」と。
これが老舗のラーメン屋だったら全員ビンタされて突き返されただろうが、そこはグッと堪えて笑顔で対応した。
翌年から受け入れを断ったのは言うまでもない。