2020/07/12

ただし、復興作業に比べりゃなんてことない。

帰宅しました。マイ緊急事態宣言を発動させましたが、一人企業の弱点で、普段から怪我も病気も許されない立場で、感染症なんてのは絶対に許されないのわけで、どうかお許しください。

若干の身体の痛みはあったものの、仕事するには全く支障ない状態で朝を迎えました。連日のリノベ作業で、肉体が完全に戦闘モードになっているようです。

で、出勤したわけですが、今日から再び3時間営業になり、何をやろうかな?なんて一息ついたのですが、そこで120水槽が目に入り…今日で解体する予定だったのを思い出しました。

支障ないとはいえ肩にハリがあるような状態での石組解体はさすがにどうかな?と思ったのですが、こういうのを先延ばしにするとロクなことがないゆえ、気が変わる前にサッサと始めました。

コンテスト引退のきっかけとなった作品は左右のダブル三尊構造(最新家電か!?)になっており、左のほうが石が大きいゆえ、そっちから始めることに。

たしか左の親石は、製作時に偶然来店した体育会系のお客様との共同作業で入れたはず。それを一人で出さなければならない。三段の脚立の2段目に立ち、両手で親石をグッと掴み、エイっと…持ち上がらない!

こりゃパワー全開でやるしかねぇな!今度は脚立の天板に立ち(危険なのでダメです)、呼吸を整え、全身全霊の力で持ち上げる!石は水槽の縁を越え、5年ぶりに水槽の外へ出た!

が、脚立の天板の上で石を持つだけで精一杯の状態ゆえ、降りるだけの余裕がない事に気付く。一段ずつ降りるには一瞬だけ片足立ちの状態になるのだが、できる自信がない。

ゆっくり考えてる余裕もない人間が下した決断は、石を抱えたまま天板から飛び降りる事だった。かなり危険だが、なんとかなる!全身をバネのように使えば着地のショックを吸収できる…はず。

  エイッ…ドスッ!

稲妻が空からじゃなくて、地面から突きあがってきたのか!?腰から背骨を伝って首に電撃が走った!ン゛グァッ!人生で初めての声が出た。そりゃそうだ、石持つ事で全身がガチガチに力んだ状態でバネになんかなれるわけねぇだろ!

…と悶絶しながら後悔した。

つづく