2020/06/21

30秒じゃ気付くはずもない

昨日のブログを書き終えた後に、即買いしたあの便所ランプが届いたんですよ。

購入時の商品説明には「ガラス製のカバーの角に数ミリの欠けがあります」という文言がありましたが、ヴィンテージ物ならある程度は仕方ないと気にせず購入したんです。

ところが、届いてみたら1センチぐらいのそこそこ目立つクラックが入っていたもんだから驚いたんです。急いで商品説明上の画像と比較し、掲載時にはないクラックだと確認、さらに梱包されていて箱には、ちょうどクラックと同じ位置に凹みが…

 あの飛脚めぇ、やりやがったな!

急いで証拠画像を撮影し、現状説明と共に購入先に画像をメールしたんです。そしたらすぐに電話がかかってきました。週末にも関わらずの即電話かつ、話す感じからして女性社長本人だなと、ちょっと驚きました(その業界では有名な方なので)。

挨拶もそこそこに、第一声は「その欠けでしたら出荷時から確認済です」と。えぇっ!?まぁ、運送時の破損でなければ良いんですけど、それにしても掲載画像には全く写ってないけど?「う〜ん、撮影の角度とか、光の関係じゃないですか?」…そうですかぁ…イマイチ納得のいかない様子の私に対し、コンディションやドイツでの買付時の話が繰り返されるも、どうも会話が噛み合わない。しかし、返品もオッケーという話と、有名社長がウソついてるとも思えないので、そのまま買い取る事にしたんです。

電話を切った後に「もしや!?」と思って、再び掲載画像を読み込み、クラックの部分を目一杯拡大してみると画像修正の痕跡が!

コレが会話の噛み合わない原因だ、社長はこの修正画像を見ていないんだな。だから俺が送った現状画像を見ても全く動揺しなかったんだ。

それにしてもコレはダメだ。たぶん別の担当社員が画像を加工したんだろうけど、いくら文章で説明してもダメージ部分を隠すのは反則。これは俺じゃなくてもクレームがあったと思うし、最初からわかっていればメールなんか送らなかった。コレじゃ俺がクレーマーみたいじゃん。

さらに俺がガラスの傷に敏感な仕事だった事、偶然付いた箱の凹み位置がクラックに近かった事。いろいろ重なって起きた騒動でした(値段も値段だし…)。

飛脚は濡れ衣だったみたいで…すまぬ。